経歴
10代で結婚・出産を経験。その後シングルマザーとなり、自分で新しい道を切り開こうと決意。持ち前のコミュニケーション能力を活かせる職業を模索する。
子どもの小学校進学を機に、かねてより関心のあった司法書士事務所に補助者として転職。ある日、ドラマ『カバチタレ!』で離婚問題を扱う回を見て、弱い人の味方として活躍する女性行政書士の姿に感銘を受け、職業として意識するようになる。その後、仕事と子育てを両立しながら独学で行政書士試験に挑戦し、合格を果たす。
資格取得後に、もっと多くのことを学びたいと一度は諦めた勉学に再挑戦し、短期大学へ入学。そこで社会保障制度や労務管理、マネジメントについて学び、念願の学位を取得する。
その後、以前、業務で不動産登記をサポートした経験があったことから、「衣・食・住」のうちのひとつで、人の生活と密接な関係にある「住」への興味が強まる。
不動産業界に転身し、宅地建物取引士資格を取得。不動産会社の社長のもとで、イロハを学び、「現場100回」とまずは現場に足を運ぶことの大切さを実感する。そして、許認可申請や契約についてなど、知識と経験を積み重ねながら、この先の自分の在り方を考えるようになる。
働きはじめて3年経った頃、これまでの仕事に対する取り組みを間近で見てくださっていた社長から、「あなたは行政手続きをする仕事の方が向いているのでは」と助言をいただく。
「実践躬行の教え、行政書士の資格を持っているのだから、挑戦するなら今しかない」そう決意し、2021年に「行政書士冨田事務所」を開業。
現在は、師と仰ぐ先輩行政書士2名と事務所の拠点を同じくし、建設業に関する法律や制度の専門家として、忙しい経営者様の限られた時間を有効活用できるようサポートしている。
仕事へのこだわり
積極的にコミュニケーションを取り、経営者に寄り添い支援する「伴走サポート」を大事にしている。
会社にとって有益な準備や手続きは何かを一緒に考え、最善の方法を提案している。また、許認可申請をして終わりではなく、共に会社が成長していく未来を思い描き、持続的な支援を心がけている。
建設業者の伴走パートナーとして、「相談するなら冨田さんだよね」と言っていただけるような、身近で頼れる相談窓口でありたいと思っている。
ビジョン・モットー
建設業専門の行政書士として、業界を盛り上げたいという思いがある。
そのために私たちができるのは、経営者に伴走し、魅力的な会社になってもらうこと。若者や女性が夢や希望を持って働くことができ、熟練の職人さんが更なるステップアップを楽しめるような、一人ひとりの人生の各段階に応じた多様な生き方が選択・実現できる業界にしていきたい。
趣味
読書や旅行、御朱印あつめ、筋トレにワインなど多趣味。
ゴルフも始めてみたところ。
中でも読書は長時間でも集中できるため、5時間立ったままで1冊を読み終えてしまうこともある。本は、先人たちの言葉がギュッと詰まった身近な教科書のようなもの。自分自身と向き合いたい時や迷っている時、何かを探している時に本を読むと、必ず新しい発見がある。